ダーツのフォームはダーツを投げる上でとても重要です。
自分に合ったフォームでないとバランスを崩しますし、そのまま投げていると最悪の場合怪我をしてしまいダーツを気持ちよく飛ばすことができなくなります。
人それぞれダーツのフォームは違いますが、基礎となる部分は大体同じなので、初心者向けにポイントを絞って話していきます。
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スローイングの流れ【フォーム作りの基礎】
セットアップした状態から後ろに引いて前に投げるというのがスローイングの基本的な流れです。
おそらく皆さん無意識にしていることだと思いますが、自分のフォームを確立させるためには、スローイングの流れを理解する必要があります。
- スタンス
- セットアップ
- ユーミング
- テイクバック
- リリース
- フォロースルー
基本的にスローイングは上記の6つの動作で構成されています。
ざっくりわかりやすく、それぞれのポイントを解説していきますね。
スタンス【フォームの土台作り】
スタンスは投げる前の足場を固めるためのフォームで重要なポジショニングのことです。
足の微妙な向きや立ち位置の違いで投げやすさ、腕の伸ばしやすさにかなり影響してきます。
スタンスについて詳しく書いている記事はこちらから御覧ください。
↓ スタンスについて詳しく書いてます ↓
↓ 立ち位置について詳しく書いてます ↓
毎回同じスタンス、立ち位置にすることが重要です。場所によってスローラインとボードの位置がズレてたりするので、そういう時は投げながら調整しましょう。
セットアップ【狙う時の構え】
セットアップは狙いを定める構えのことです。
まず指標を作るために、構えた時のダーツ矢と目線、ターゲットを一直線で合わせてみてください。
↓ ダーツの握り方について書いてます ↓
フォームを固めるためにも同じ位置で構えるのがポイントです。
あとヒジが上がりすぎたり、下がりすぎたりすると、同じ行動を取りにくいので、できるだけ肘は床と平行になるような高さに調節しましょう。
ユーミング【リズム作り】
ユーミングは投げる前のリズムを作りの動作です。
ユーミングがあることによって、投げるタイミングやリズムを自分で作ることができるので、リリース(ダーツを離す)のタイミングが合いやすいです。
初めは「1.2.3」みたいな感じでリズムをとって、リリースしやすいタイミングで離すようにしてみてください。
これで上手くリズムが取れるようになったら、自分のフォームに合ったリズムやテンポを試してみてください。割と人それぞれテンポ違うので。
自分がリリースしやすい(手から離しやすい)リズムを意識しつつ投げる。
慣れないうちは小さな声で「1・2・3」と口ずさみつつ投げてもOKです。
テイクバック【腕を引く、たたむ】
テイクバックはダーツを引く動作のことです。
ダーツに勢いをつけるためとも言われていますが、後から話すリリースポイントの幅を増やすための動作(リリースゾーンを作るため)だと僕は思っています。
↓ テイクバックを安定させる方法について書いてます ↓
一方でノーテイクバックというものもありますが、これはテイクバックせずセットアップ位置からそのまま投げることをいいます。
はじめたての方からすると、ノーテイクバックはかなり難しいと思うので、あまりおすすめできませんが、できるようになれば投げる動作を一つ減らすことができるので、ミスになりうる工程を一つ減らすことができます。
毎回同じ動作ができたほうがいい競技なので、テイクバックも同じ位置まで腕を引いて同じタイミングでリリースすることが重要です。
あくまで自然なフォームが理想とされているので、無理にノーテイクバックをしようとしなくても大丈夫ですよ。
リリース【ダーツを離す】
リリースはダーツを離すことを言います。
先程も少し話にでましたが、リリースポイントとリリースゾーンの2つが存在しています。
- リリースポイントは、離すポイント(点)のことを言います。
- リリースゾーンは、リリースポイント周辺のことを言います。
リリースポイントとリリースゾーンを知ることで自分に合ったダーツを離すタイミングがわかってきます。
リリースポイントだけ意識すると力みやすくなって指に力が入りやすいので、リリースゾーンを意識することから始めましょう。
またリリースポイントがバラバラになると手が引っ張られてフォームが崩れやすくなるので、注意しましょう。毎回同じ動きをイメージすることが大切です。
フォロースルー
フォロースルーは、ダーツを投げた後の腕の使い方のことを言います。
よくダーツ初心者の方で見かけることが多いですが、腕がちゃんと伸びきっていない人が多いです。
もちろんこれも正解がないです。
なので、「ちゃんと腕が伸びてる方が正しい!」とは断言できませんが、ダーツは3回同じ動きができたほうが良いとされているので、ちゃんと伸ばしきるほうが同じ動きがとりやすいと思います。
フォーム固定のためにもフォロースルーは非常に重要な役割を持っているので、雑にだけはならないように注意しましょう。
フォロースルー後の状態からセットアップまでを腕の動きを逆再生してみると自分がどんな投げ方をしているのかわかりやすいです。
自分のフォームから放たれるダーツの飛びをイメージしてみる
フォームの基礎がわかったところで、自分の今のダーツの飛びを思い浮かべてください。
直線的にスパッと飛んでますか?
それともフワッと山なりに飛んでますか?
思い浮かべた飛びは自分が本来飛ばしたいダーツの飛び方をしてますか?
個人的に「こういう風に飛ばしたい」とかがあると、投げる時のイメージも浮かびやすいですし、悪くなりそうな時に修正がきくように思います。
イメージを持ちつつ、理想の飛びに近づけていきましょう。
スマホなら手軽にフォーム確認ができる
フォームを固めるのであれば綺麗で狙った的にちゃんと入るフォームを手に入れたいですよね。
綺麗なフォームを手に入れるためにはまず自分の現在のフォームを知る必要があります。
確認方法は簡単で、スマホのビデオ撮影機能で確認することができます。フォームのより細かい動きを見たい人はスロー撮影機能やスロー再生機能を使ってみてください。
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反復練習でフォームは勝手に様になってる話
ここまで読み進めてもらった方は、多分自分の正しいフォームに少しずつ近づいてきていると思います。
何より反復練習することによって、筋肉と脳がフォームを覚えてきて段々定着していきます。
しかしながら投げすぎて腕が疲労してフォームが崩れてしまう場合もあります。そうなる前に休憩して腕をある程度休めてからまた投げるようにしてください。
フォームがイメージできない人はプロを参考に
僕の力不足ですが、全く参考にならなかったという方もいらっしゃると思います。
人によってダーツの教え方などは異なるので、仕方ありません…。でも諦めてはいけません。
全然イメージが沸かなかった人はYOUTUBEなどでプロダーツプレイヤーの動画をたくさん見て自分に似た体格をしている人や自分が理想としてる人のフォームをマネして勉強してみてください。ダーツのフォームを決める足掛かりになるかと思います。
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まとめ
最後になりますが、自分の投げているフォームのイメージが良い時は腕の動きもスタッツも良い結果がでていることかと思いますが、イメージができていないと、調子が崩れたときに大変なことになります。
調子が良い時は「これがおれの実力だ」と錯覚してしまいがちです。錯覚というのは表現が悪いかもしれませんが、調子崩れたときのメンタルといったらすごくきついもんですよ。
話が少し逸れましたが、普段から良いイメージを保つ意識をしたり、動画にとっておいたりメモしたりなどして調子がいい状態にすぐに戻れるようにしましょう。
とはいえ、フォームは体の調子にも左右されるので、怪我をしている時や体がしんどい時は無理せず休養しましょう。