- ダーツのクリケットのルールがわからない・・・
- どこを狙えばいい?
- 点数が入る仕組みは?
- どうやったら勝ちなの?
クリケットのルールってダーツ初心者さんからすると、複雑そうでわかりずらいですよね。
ただ、ルールを覚えてしまえばすごくシンプルなゲームで、他のゲームにはない戦略みたいなものもあって楽しいです。
なので、今回は、クリケットのルールを初心者の方にもわかりやすく1から解説していきます!
※この記事で言うクリケットは、メジャーなゲームでよく遊ばれている「スタンダードクリケット」のことを指しています。
さーもん(管理人)
クリケットのルールと合わせて、戦略やコツなんかも紹介しているので、ぜひ興味のある方は最後まで見ていってください!
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クリケットの基本ルール
クリケットは「陣取りゲーム」って言われているんですが、まさにその通りで、自分の陣地と持ち点を相手より多く獲得すると、ゲームが有利に進めてゲームに勝つことができます。
とはいえ、クリケットは他のゲームより少し覚えることが多いので、下記で1からクリケットの基本ルールを解説していきます!
1ラウンド3本投げる
クリケットは、各プレイヤー1ラウンドに3本投げます。
他のゲームと同様に、ダーツの基本ルールは変わりません。
さーもん(管理人)
さて、次から本題のクリケットのルールについて見ていきましょう。
クリケットで使うエリアは7つ
まずはじめに、クリケットは「20、19、18、17、16、15」の6つのナンバーと「ブル」の計7つのエリアを使います。
なので、この7つのエリア以外は使いません。
ちなみに、上記ブル以外の6つのナンバーはクリケットで使われることから”クリケットナンバー”とも言われたりしています。
さーもん(管理人)
次にクリケットの細かいルールについて説明していきたいところですが、先に勝敗のつけ方を知っていた方が、後で説明する細かいルールが理解しやすいと思います!
クリケットはどうやったら勝ち?
クリケットの勝ちのパターンは下記の2つです。
- クリケットナンバーとブルを陣取った後に点数が多いほうが勝ち
- 最終ラウンドを消化した時点で持ち点数が多いほうが勝ち
詳しくはまた後で説明しますが、どちらか片方がすべてのクリケットナンバーとブルを陣取った(オープンorクローズ)状態で点数を相手より多くとっていたら勝ちとなります。
もしくは、最終ラウンドまでゲームがもつれ込んだ場合、相手より陣地を多くオープンさせていたとしても、最後に持ち点が多い方が勝者となります。
さーもん(管理人)
では、文中で出てきた”オープン”と合わせて”クローズ”に関して説明していきます。
オープン(得点できる)
オープンは、同じエリアに3回以上ダーツを入れた状態のことを言います。
例:20のシングルエリアに3回ダーツが刺さった場合、オープンとなります。
そして、オープン状態のエリアに更にダーツを入れると、得点が入ります。
例:20のエリアをオープンしていて、もう一度20のシングルエリアに刺さった場合、20点が加算されます。
さーもん(管理人)
基本的なオープンの仕組みはこんな感じなのですが、自分がいま何本そのエリアに入れてるのかとか、後何本でオープンできるのかなどは「マーク」で把握することができます。
マークの仕組み
マークは上の画像のような仕組みになっています。
シングルなら1マーク、ダブルなら2マーク、トリプルなら3マーク付きます。
ちなみに、ブルの外側はアウターブル(25点)と言って1マークが付き、ブルの内側はインナーブル(50点)と言って2マーク付きます。
マークは3つ以上は付かないので、仮に20エリアに2マーク付いている状態で、トリプルに入った場合は、2マークがまず3マークになって、残りの2マークは得点に加算され、20が2回なので、40点持ち点が増えます。
さーもん(管理人)
とはいえ、自分がオープンしているのに、得点が入らない場合もあります。
次のクローズを見たら理由がわかります。
クローズ(得点できない)
クローズは、お互いのプレイヤーがオープンしている状態のことを言い、クローズ状態になっているとお互いに点数を加点することができません。
そして、このクローズ状態になったエリアというのは、そのゲームではもう解除されずにゲーム終了時まで使われることはありません。
例:プレイヤー1が20に3マークつけてオープンしている状態で、プレイヤー2が20に3つマークをつけてオープンすると、お互いに点数が入れられる状態となってしまいゲームが進まないので、クローズとなり、そのゲームでは使えなくなります。
さーもん(管理人)
また、クリケットには「オーバーキル」というものがあり、相手との点差で「これ以上点数が入らない」というものもあります。
オーバーキルとは?
クリケットで相手との点差が約200点くらい離れている状態で、更に加点をすると、オーバーキルが発生します。
このオーバーキルが発生すると、相手との点差が再び縮まらない限りそれ以上加点することはできなくなります。
ちなみに、このオーバーキルはマナー的にあまりよろしくないので、この表示が出たらすぐに加点はやめた方がいいですね。(この表示が出る前に加点やめるのが一番いいですけど、ルール違反とかではないので少しグレーなところです)
さーもん(管理人)
これでクリケットの基本ルールは以上となるわけですが「まだゲームルールがイマイチわからない・・・」という人は、下記のクリケットの試合の流れでイメージを掴んでください。
クリケットのルールをわかりやすく実際のゲームの流れで解説
なんとなくクリケットのルールを理解できたと思いますが、実際の試合の流れを見たほうがわかりやすいと思うので、実際のクリケットの流れをわかりやすくイラストで解説していきます。
※前提として、クリケットルールはスタンダードクリケット、参加プレイヤーは2人で説明しています。
まず、プレイヤー1からゲームはスタートしました。(基本的に投げる順番はコークで決めます)
1ラウンド終了時点で、プレイヤー1は1本目と2本目で20のシングル、3本目に20のダブルを入れて計4マークで20エリアをオープンしつつ持ち点を20点増やしました。
一方プレイヤー2は、プレイヤー1に20エリアをオープンされ、20をオープンしてもクローズ状態となり点数が入らないので、点数を取りに19を狙いましたが、シングルに3本入れて19エリアをオープンまでで終わりました。
クリケットは、高い点数を先にオープンしていくことがセオリーとなるため、基本的にまずは両プレイヤーはオープンされていない高い数字から順にオープンして持ち点を加算を目標にターゲットを狙っていきます。
そして、今のところプレイヤー1が高いエリアをオープンして、点数も勝ってますね。
2ラウンド目で一気にプレイヤー1が攻めて、プレイヤー2がオープンしていた19エリアをトリプル1本ででクローズ、更に18と17のトリプルを連続で入れてオープンしました。
プレイヤー2は、19をクローズされたため、点数を入れられるエリアがなくなったので、新たに16をオープンしましたが、加点までいくことはできませんでした。
そして、3ラウンド目でプレイヤー1が勢いのまま、16をトリプルでクローズして、15もトリプルでオープン。3本目にアウターブル(1マーク)をいれて、残るはブルをクローズするだけという状態という展開になりました。
もうプレイヤー2が点数を上回るためには、まだオープンされていないブルを狙うしかありません。
ここでプレイヤー2が本領発揮して、インナーブル(2マーク)を3連続でいれて、75点加点してプレイヤー1の点数を加点することに成功しました!
ただ、プレイヤー2の健闘もむなしく、最終的にプレイヤー1が1本目で20のトリプルを入れ、合計点数80点でプレイヤー2の点数を上回り、2本目のインナーブルで全てのクリケットナンバーとブルをクローズしたため、ゲームはプレイヤー1の勝利でゲームは終了しました。
めちゃくちゃテンポが早い試合の流れでしたが、オープンやクローズ、マークや点数については、より深く理解できたと思います!
さーもん(管理人)
では、次にクリケットの戦略やコツについてお話していきます。
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クリケットの基本的な戦略
クリケットは、基本的に相手より高い数字のエリアとたくさん持ち点がある方が有利です。
なので、戦略としては「高い数字のエリアをオープンする」ことと「相手より多く点数を加点する」ことが重要になってきます。
加えて、「相手の加点できるエリアをクローズする」ことも勝つために大事な要素となります。
それらを踏まえて、下記で詳しく解説していきます。
高い数字のエリアをオープンする
クリケットでは、まず高い数字のエリアをオープンしていきます。
クリケットで使われる数字で一番高いのは、20のエリアなので、まず20から狙っていくということですね。
とはいえ、相手が先に20のエリアをオープンすることがあります。
その場合は、オープンされていないエリアの中で19が最も点数が高いエリアとなるので、19からオープンしていくのがセオリーとなります。
こんな感じで、高い数字をオープンされた場合は、次に高い数字を狙っていくというのが基本的なクリケットの戦略になります。
高いエリアと低いエリアで同じ本数マークを付けたとしても、必然的に高いエリアの方が多く点数を取ることができるからです。
さーもん(管理人)
ただ、エリアだけ拡大しても持ち点が相手より少ないと、最終的に負けてしまうので、相手よりも多く点数をとることも重要です。
加点して相手より多く点数をとる
前提として、クリケットは「最終ラウンド終了時点」もしくは「すべてのエリアがクローズ」されている状態で、”持ち点が多い方が勝ち”となります。
なので、点数を加点して相手より多く持ち点を増やすのは、高いエリアをオープンしていくことと同じくらいかそれ以上に重要ということがわかるかと思います。
さーもん(管理人)
とはいえ、持ち点だけあっても、相手が点数を入れられるエリアを持っていると相手も加点してきて点差が縮まってしまう可能性があるので、その時は相手が持っているエリアをクローズしていきましょう。
点数が上回ったら相手のエリアをクローズする
「高い数字のエリアをオープン」して、なおかつ「相手より多くの持ち点」を確保できた場合は、相手が点数を加点できないように、エリアをクローズしていきます。
こうすることで、相手は点数を加点できるエリアがだんだん少なくなっていきますし、基本数字が高いエリアからオープンしていくと思うので、地道にクローズしていくと、相手がオープンする数字が少なくなっていき加点できる点数も必然的に少なくなるので、クリケットを有利に進めていくことができます。
さーもん(管理人)
もちろんケースバイケースで、相手より点数多いけどクリケットナンバーをすべて相手にオープンさせられていたりしたら、後から逆転されることも十分にあるので、「エリアのオープン&クローズ」と「点数の加点」はバランス良く行っていくことが重要といえます。
ダーツ初心者がクリケットで勝つためのコツ
上ではクリケットの基本ルールや戦略について説明してきましたが、続いては実際にクリケットで勝つための具体的なコツをお伝えしていきます。
コークで先行を取る
クリケットは、高い数字のエリアをまずはオープンして、加点して持ち点を増やすことで序盤から終盤までゲームを有利に進めていくことができます。
なので、できれば先行を取っていた方が良いです。
そして、ダーツの投げる順番は”コーク”で決めます。
コークは、ブルのど真ん中「センタービット」により近い方が先攻後攻を決める権利が得られます。
コークの具体的なやり方については下記の記事で解説しているので、やり方を知らない人はぜひ御覧ください。
さーもん(管理人)
先行を取っても油断は禁物です。
まずは、シングルにちゃんといれることが大切です。
ちゃんとシングルにいれる
クリケットのコツ2つ目は「シングルにちゃんといれる」ことです。
上でも説明しましたが、シングルだと1マーク、ダブルだと2マーク、トリプルだと3マーク付きます。
トリプルに入れるだけで、シングル3本分のマークが付きますし、得点もその分3倍となります。
トリプルに刺さった方が得点が高いので、基本的にトリプルを狙うのがセオリー。
ただ、トリプルはシングルやダブルと比べると範囲が狭いので、命中率がどうしても下がってしまいます。
一方、一番広いエリアはシングルエリアです。
これらの理由から、堅実に1マークずつ付けられるように、初心者の方はまずシングルエリアをちゃんと狙っていきましょう。
さーもん(管理人)
だんだんシングルにもちゃんと入れられるようになってきたら、トリプルやダブルといったナンバーを使って、オープン・クローズできるようにステップアップしていきましょう。
余裕を持った点数差でクローズする
クリケットのコツ3つ目は、「点差を付けて相手のエリアをクローズ」することです。
基本、クローズするタイミングというのは、基本的に相手より持ち点が多い場合にクローズしにいくことが多いです。
ただ、点差が拮抗していたりすると、すぐに逆転されてしまう可能性が高まります。
なので、できれば余裕を持った点数差でクローズしにいく方が、逆転されにくく、相手にプレッシャーを与えることができます。
もちろん、相手に高いエリアを持たれている場合は、早めにクローズした方がいい状況があったりしますが、基本的に拮抗している状況であればあるほど点差がアドバンテージとなりやすいです。
さーもん(管理人)
具体的には、50点~100点くらい差をつけてあげると、相手にトリプルとか入れられない限りはすぐに逆転されることはないので、点差を意識した戦略で立ち回ることがクリケットで勝つためのコツと言えます。
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まとめ
クリケットのルールや戦略について説明してきましたが、いかがでしたか?
クリケットは、シチェーション毎に攻め方のバリュエーションが豊富にあるので、上記で説明した戦略やコツはあくまで一つの方法に過ぎません。
クリケットの面白い部分はそういうところで、人によって攻め方だったり、戦略が違います。
なので、まず初心者は、ルールや戦略を理解するためにもたくさんダーツを投げましょう。
さーもん(管理人)
クリケットはゼロワンと並んで、よく遊ばれているゲームなので、ぜひ友達と遊んでみてください!