- ダーツのグリップが決まらない・・・
- ダーツの持ち方がわからない・・・
- 指の位置はどうしたら良い?
ダーツでは「グリップを制するものはダーツを制す」と言われてるくらい重要なんですよね。
とはいえ、「どうやってグリップしたら良いかわからない」「ダーツの持ち方がわからない」って人結構多いと思います。
僕自身ダーツ歴8年になるのですが、ダーツを始めた当初はグリップ方法がわからずに、ダーツを上手に飛ばすことができませんでした。
ただ、一度自分に合ったグリップを見つけてしまえば、それからの上達は早かったです。
そこで、今回はダーツのグリップがわからない方のために向けて、グリップの種類やグリップする時のポイントやコツなどをまとめて解説していきます。
さーもん(管理人)
合わせてプロダーツプレイヤーのグリップ方法なども紹介しているので、ぜひグリップが決まらない方は参考にして、自分に合ったグリップを見つけてもらえたらと思います。
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ダーツのグリップ(持ち方)の種類
ダーツのグリップは大きく分けて、3つの持ち方が存在しています。
- 2本の指で持つ「2フィンガーグリップ」
- 3本の指で持つ「3フィンガーグリップ」
- 4本の指で持つ「4フィンガーグリップ」
グリップの基礎知識として、使う指が多ければ多いほど持った時の安定感は高まります。
ただ、それに比例して手離れが悪くなるとも言われてるので、使う指の本数はバランスをみて試してみてください。
では、それぞれの特徴を見ていきましょう。
2フィンガーグリップ
ダーツの神様と言われているフィル・テイラー選手が一時期2フィンガーグリップでダーツを投げていたという話はありますね。
2フィンガーグリップは、名前の通り”2本の指”で持つわけですが、実際に2フィンガーグリップの人はあまり見かけません。
というのも、かなり上級者向けのグリップだからです。
- かなり上級者向け
- 持った時の安定感がない
- キレイに飛ばせばこれ以上に良いグリップはない
ざっくりいうと、無駄を削ぎ落とした究極のグリップと言えます。
ダーツを持つ指が多くなればなるほど、手がかかったりしてミスする要因が増えるわけですが、2本で支えた持ち方なので、モノにできればこれ以上に良いグリップはないと思っています。
ただ、実際に2本で持ってみるとわかりますが、グラつきが半端じゃなく、とてもダーツを安定して投げられるグリップではありません。
さーもん(管理人)
慣れないうちは、2本指でダーツを持つよりも、3本指の方がダーツは安定すると思います。
3フィンガーグリップ
先程説明した、2フィンガーグリップに1本指が加わったグリップが3フィンガーグリップです。
まず、ダーツ始めたての初心者さんは、この3フィンガーグリップでダーツを投げてみてください。
- 特にデメリットがない
- 癖がないバランス型
- 初心者向け
3フィンガーグリップはこれといってデメリットがありません。
故に、初心者向きのグリップだと言われていて、持った時の安定感も離した時の手離れのしやすさも兼ね備えています。
さーもん(管理人)
ダーツでグリップが決まらずに悩んでる方はまず、3フィンガーグリップから始めて見てはいかがでしょうか?
4フィンガーグリップ
以上で紹介した2つのグリップの中で、持ったときの安定感が最も高いのが、4フィンガーグリップです。
- 持ったときの安定感はある
- 手離れが悪い(指にひっかかりやすい)
持った時の安定感が一番あり、3フィンガーグリップの次に使ってる人が多いグリップです。
ですが、安定感がある代わりに指に引っかかりやすく手離れが悪くなりやすいとも言われています。
なので、4フィンガーグリップを採用しているプレイヤーの人たちはダーツを「離す」というより「指から抜く」というイメージで投げている人が多いようです。
さーもん(管理人)
では、この中で一番初心者におすすめのグリップはどれなのでしょうか?
初心者におすすめのグリップは?
指の長さとかも関係するので、一概に言えませんが初心者におすすめするグリップは、オーソドックスな「3フィンガーグリップ」ですかね。
もしくは、安定感を確保できる4フィンガーグリップです。
2フィンガーグリップに関しては、あんまり前例がないので勧めにくいというのが本音ですが、やってみたら意外としっくりくるかもしれません。
一応おすすめを上げさせてもらいましたが、結論、あなたが投げやすいと思ったグリップが良いので、全部のグリップで投げて試してみてるのが、遠回りのようで一番の近道だと思いますよ。
さーもん(管理人)
ダーツのグリップ種類について理解できたところで、続いてはプロダーツプレイヤーのグリップを参考に見ていきましょう。
プロダーツプレイヤーのグリップ
グリップや持ち方の種類は分かったと思いますが、具体的に「どう持ったら良いのか?」「指の位置はどうしたらいい?」という疑問が残る人多いと思います。
そこで参考にしてほしいのが「プロダーツプレイヤーのグリップ」です!
ダーツを上達させるには、ダーツが上手な人を参考にするのはいわずもがな重要です。
下記でプロダーツプレイヤーのグリップをいくつか紹介させていただくので、ぜひグリップの参考にしてもらえたらと思います。
さーもん(管理人)
男性プロの3フィンガーと4フィンガー、女性の3フィンガーと4フィンガーグリップの選手をまとめています。
山田勇樹プロのグリップ
引用:エスダーツ
- 3フィンガーグリップ
- 人差し指はバレル後方
- 親指はバレル後方
- 中指はバレル前方斜め上
村松治樹プロのグリップ
引用:エスダーツ
- 3フィンガーグリップ
- 人指指はバレル後方
- 親指はバレル後方
- 中指はバレル前方の側面
荏隈秀一プロのグリップ
引用:ダーツハイブ
- 3フィンガーグリップ
- 人指指はバレル後方
- 親指はバレル後方
- 中指はチップ上方
浅田斉吾プロのグリップ
引用:エスダーツ
- 4フィンガーグリップ
- 人差し指はバレル後方
- 親指はバレル中央
- 中指はチップの付け根
- 薬指はチップの先
鈴木徹プロのグリップ
引用:エスダーツ
- 4フィンガーグリップ
- 人指指はバレル後方
- 親指はバレル後方
- 中指はバレル前方側面斜め上
- 薬指はチップ下方
広瀬貴久プロのグリップ
引用:ダーツハイブ
- 4フィンガーグリップ
- 人指指はバレルやや後方
- 親指はバレルやや後方
- 中指はチップ上方
- 薬指はチップ側面
大城明香利プロのグリップ
引用:エスダーツ
- 3フィンガーグリップ
- 人指指はバレル後方
- 親指はバレル後方下
- 中指はバレルとチップの間
鈴木未来プロのグリップ
引用:ダーツハイブ
- 3フィンガーグリップ
- 人指指はバレル後方
- 親指はバレル後方
- 中指はチップ上方
佐藤かす美プロのグリップ
- 3フィンガーグリップ
- 人指指はバレル後方
- 親指はバレル後方
- 中指はチップ上方
宮脇実由プロのグリップ
引用:エスダーツ
- 4フィンガーグリップ
- 人指指はバレルやや後方
- 親指はバレル後方
- 中指はチップ上方
- 薬指はチップ下方
川上真奈プロのグリップ
引用:ダーツハイブ
- 4フィンガーグリップ
- 人指指はバレル後方
- 親指はバレル後方
- 中指はチップ上方
- 薬指はチップ下方
さーもん(管理人)
グリップが決まらない時は、以上のプロダーツプレイヤーのグリップを参考にしてください。
では、次にグリップの作り方のポイントやコツを紹介していきます!
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ダーツのグリップの作り方のポイントやコツ
続いては、ダーツの持ち方のコツやポイントについて話していきます。
重心で持たなくてもOKです
グリップの話でよく言われていることで、「重心で持つべし」みたいなことを言われていますが、あれは半分正解で半分嘘です。
理論的にいうと、重心で持つことは確かに理にかなっていますが、現に村松治樹プロのようなトッププロと言われる人でも重心よりやや後ろで持っている時もありました。
他にも重心の前で持つ方もいます。代表的な方で言うと、相園英樹プロはやや特殊な持ち方だとは思いますが、かくいう彼もトッププロの一人です。
重心で持つことにこだわりすぎなくていい
毎回同じグリップ位置・持ち方を心がける
他の記事でも口酸っぱく言っていますが、ダーツは再現性が重要です。
グリップの再現性とは、3回同じ持ち方(握り方)ができるかどうかということです。
同じ持ち方ができているかの判断はかなりシビアなものになるので、”ほぼ同じ持ち方”くらいでOKです。
投げていると、「あ、ちょっと後ろにズレてる」とかがわかるので、ウォーミングアップの段階から確認するようにしましょう。
リズムやテンポも重要なので、多少グリップポイントはズレても良いと思います。
同じグリップをする意識とイメージを持って投げてみてください。
指先で持たないようにしよう
ダーツは指先より、指の腹で持つほうが良いとされています。現にダーツが上手い人で指先だけで持っている人はあまりいませんね。
指の中で一番力が入りやすいところが指先です。全ての指に均等に力が入って同じタイミングで離せたら問題ありませんが、かなり難しいです。
一方で指の腹は指先に比べて力が伝わりにくいので、その特性を生かして、ほぼ均等に力を伝えて離すことが容易になります。
指先で持ってる人もいるのでなんとも言えませんが、難易度はすごく上がると思います。
リラックスすること
ダーツを持った時に握り込んだり、持ち方がいつもと違ったりするのは、力んでしまっているのが考えられるんですよね。
なので、何より力まないことが大切だと思います。
先程も話しましたが、力むと指を離すときにそれぞれの指が邪魔してダーツを気持ちよく離せなくなります。
なので、できるだけリラックスしてグリップすることを意識しましょう。
握るというより、指に乗せるイメージをしてみてください。
ダーツのグリップは不安要素をなくすためのもの
自分に合ったグリップを見つけることで、腕の動きやダーツを離す動作がスムーズになります。
そして、僕が普段の練習や試合などを通してグリップのことを考えたときに、”不安要素をなくすため”に非常に良く作用してるんだなーと。
ダーツはメンタルスポーツと言われるくらいですから、不安や自信っていうものはすごくプレーに影響します。
そのことを考えると、ダーツのグリップは不安要素をなくしたり、自信を鼓舞する大事な役割をしているんだなーと思いました。
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まとめ
自分に合ったダーツのグリップを探すお手伝いとして記事を書いていきましたが、最後に「グリップに正解はない」ということだけご理解いただきたいです。
というのも、これは僕の経験談になりますが、自分に合っていると気づいたグリップでも、上達していく過程で徐々に変化していくものだと思うんです。(変化といっても本当に僅かな変化ですが)
なので、色々なグリップを見て「良いな」と思ったものを試してみたりして、その都度自分に合ったグリップを見つけてください。
圧倒的な練習量をこなせば、グリップの変化にも気づいて来ると思うので、いろいろ試して練習あるのみです!