ずっと自作のダーツカードを作りたくて、ついにオリジナルのダーツカードを自作しました。
「難しそう」「手間がかかりそう」と思ってやってませんでしたが、めちゃくちゃ簡単でした。
作成時間は放置時間を除くと、5分くらいで簡単に作れます。
本記事では「オリジナルの自作ダーツカードを作りたい!」と思っている方のために、手順から細かなポイントやコツまでお伝えしていきます。
さーもん(管理人)
今回、2パターン作っていて、材料を節約したパターンとちゃんと用意したパターンの2つでしてみましたので、ぜひお時間ある方は参考にしてもらえたら嬉しいです。
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自作のオリジナルダーツカードを作るために必要な材料
「必要な材料」と「あったら良い材料」に分けてますが、あったら良い材料まで揃えたらクオリティが高くなります。
あったらいい材料はあくまでクオリティライクで考えた場合なので、とにかくオリジナルだったらそれで良い!って人は絶対に必要な材料を揃えるくらいでいいでしょう。
作業手順を知りたい方は「自作オリジナルダーツカードの作成手順」までスキップしてください。
作成で絶対必要なもの
- ダーツカード (フェニックス・ダーツライブカードどちらも可)
- デザインデータ (手書きでも可)
- インクジェットプリンタ用フィルムラベル (はがきサイズ以上)
- トップコート
- 塗布・乾燥するための器
- カッター
- カッティングマット
パパっと説明していきますね。
ダーツカード (フェニックス・ダーツライブカードどちらも可)
ダーツライブ・フェニックスどちらのプレイヤーズカードでもできます。一枚500円くらい。
ただ、フェニックスの場合カードの枠に動線が入ってるらしいので、やすりで削ってしまうとカードが反応しない可能性があるので注意が必要です。
さーもん(管理人)
最悪フェニックスカードの方はやすりで削らなくて良いかもしれません。
デザインデータ (手書きでも可)
デザインデータはお好きなものを用意してください。
著作権が気になる方は、フリー素材などでも可愛い・かっこいいデザインもあります。(フリー素材でもちゃんと利用規約を見ましょう)
もちろん手書きでも愛着がでて良いと思います!
とりあえず僕はアイコンの寿司にしました。
インクジェットプリンタ用フィルムラベル白地 (はがきサイズ以上)
カードのサイズが89.5mm×54mmなので、フィルムラベルはハガキサイズ(100mm×148.5mm)以上は欲しいところです。
他にフィルムラベルの条件は、以下が揃っていればいいでしょう。
- インクジェットプリンタ対応
- 白無地
- 耐水・光沢
- フリーカット (ノーカット)
ハガキサイズのシート1枚で、自作ダーツカード2枚分は印刷できるので、余ったシートも他のデザインを印刷すれば余らせずに使うことができます。
フィルムラベルシートを購入する時に注意すべき点として、「透明」を買ってしまうと下のデザインが透けてしまってデザインとゴチャゴチャになってしまいます。
トップコート
ホビーショップやホームセンターにも売ってます。500円くらい。
トップコートは、デザインを傷や指紋から守ってくれるコーティングスプレーのことで、ニスみたいな感じですね。
どうせオリジナルダーツカードを作るのであれば、マストなアイテムです。
塗布・乾燥するための器
スプレー類を吹きかける時やそれらを乾燥させる時に使います。
スプレーを吹きかける時に汚れてしまうのと、器があると塗布・乾燥が楽です。
弁当の容器や生物が入っていた発泡スチロールの容器でもどちらでもいいです。
僕は弁当の箱を使いました。
※底に穴を開けたいので、発泡スチロールの容器の方が取り扱いしやすいと思います。
新聞紙 (スーパーの袋でも代用可能)
スプレーを塗布する時に周りを汚さないために使います。
代用品として、スーパーの袋やポリ袋を下に敷いてもOKです。僕は袋を使いました。
カッター
カードサイズにフィルムシートを適当なサイズに切る時やカードにシートを貼った時に、はみ出た部分を切るのに使います。
100均で購入できます。
カッティングマット
やすりやカッターを使うので、あったほうが机が傷つきませんし片付けも楽です。
100均で購入できます。
あったら良い材料
- サーフェイサー
- 紙やすり
- 養生テープ (マスキングテープ)
これらは合ったほうがよりキレイに仕上がるものなので、なくてもオリジナルカードは作れます。
サーフェイサー
ホビーショップやホームセンターにも売ってます。500円くらい。
サーフェイサーを吹きかけると、マットなグレーの色になります。
フィルムシートののりを良くするためでもありますが、カードの元のデザインが透けないためにも使用しています。
仕上がりを完璧にしたい方はぜひ用意したほうが良いでしょう。
紙やすり
カードの表面を磨いてサーフェイサーやフィルムシートののりを良くするために使います。
荒いものでなければいいので、1000番より数字が高いものを使うようにしましょう。
100均で購入できます。
養生テープ (マスキングテープ)
ダーツカードの表面にスプレー類を吹きかける時に裏面を保護するために使います。
裏面が多少汚れてもカードとしては使うことができると思いますが、見栄えをキレイにしたいのであれば粘着力の弱い、剥がしやすいマスキングテープを貼っておいたほうが良いでしょう。
100均で購入できます。
自作オリジナルダーツカードの作成手順
材料が揃ったら後は作業していくだけです。
以下が大まかな流れです。
ざっくりな流れはこんな感じです。下記で細かく説明していきますね。
デザインを印刷する
用意したフィルムシートにデザインを印刷します。
僕の場合意外とココが一番苦戦して、家にプリンターがなかったので、プリンターが家にある友達を探しまくりました。
また、カードの枠に収まるようにデザインを印刷しなければいけないので、そこも計算しつつフィルムシートに印刷しましょう。
なんとか印刷できたら、続いては本格的な作業に入っていきます。
カードにやすりをかける
続いては、フィルムシートのノリを良くするために、カードの表面にやすりをかけていきます。
参考までに、やすりを掛ける前はこんな感じで、
やすりをかけた後はこんな感じです。
全然差がないですが、表面がサラサラしてたらそれでOKです。
※やりすぎるとカードが反応しなくなる可能性があるので、やりすぎないように注意です!
サーフェイサーを吹きかける
続いては、デザインの透け防止・のりを定着しやすくするのために、サーフェイサーを吹きかけていきます。
サーフェイサーを塗布する前に、カードの裏面にマスキングテープを貼りましょう。
あと、塗布した後に乾燥させやすくるために容器の中に穴をあけておきましょう。
容器が準備できたら、カードを容器にいれてサーフェイサーをかけていきます。
僕は作業の様子を撮るために、換気扇をつけながら室内(お風呂場)でしましたが、できればベランダでしたほうが良いです。
ベランダでも汚れが気になると思うので、袋の中でスプレーかければ周りに誤って吹きかけても周りに散らないのでおすすめです。
※汚れや匂いだけでなく、スプレー類は火の近くだと引火する恐れがあります。
そして、サーフェイサーを吹きかけ終わったら、ホコリが定着しないように上からラップか容器の蓋をして、そのまま一晩くらい乾燥させてサーフェイサーが乾くのを待ちます。
ラベルシートを貼って余分なシートを切る
サーフェイサーが乾いたのが確認できたら、印刷済みのフィルムシートを切って貼っていきます。
貼る時のポイントは、裏返すと表の柄がうっすら見えると思うので、それを見ながら貼るとデザインがキレイにカードの枠内に収まりやすいです。
あと、先にカードをぴったりに切ってしまうと、ミスしやすいので、先に大まかに切っておくと貼る時に合わせやすいです。
貼り終わってから、シートを四隅の丸みを帯びた部分まで切っていくと表からの見た目がスッキリ見えます。
後はトップコートを塗るだけです。
トップコートでデザインを保護する【乾いたら完成!】
※後で紹介するもう1パターンのオリジナルカードと一緒にトップコートをかけています。
トップコートを吹きかける前に、念の為表面の小さいホコリやゴミをティッシュやタオルで軽く拭いておきましょう。
そして、サーフェイサーを吹きかけたときの容器をそのまま使って、同様にトップコートを吹きかけて表面を保護していきます。
同じく一晩放置して乾燥したら、
完成です!おつかれさまでした。
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やすり・サーフェイサー無しバージョンも作ってみた
作り方が簡単とはいえ、普段使わないような材料も用意しないといけないので、作成自体にはそこまで影響がなさそうな「やすり」「サーフェイサー」を使わずに作ってみました。
作業工程としては上記でやった、やすりとサーフェイサーの作業をそのまま無くした感じです。
フィルムシートを貼る
カードの表面を拭いて、シートを貼ります。
写真で見てもわからないかもしれないですが、実際に見てみると若干下のデザインが透けてます。
そして、今回はマジックペンで手書きしてみました。というかしてくれました。
※左上から太陽・雲・月。左下からラクダ・パンダ・寿司・ゴリラ。
僕の友人で絵がとても上手な人がいて、その方にお願いして書いてもらいました。
とてもかわいいカードになりましたね。個人的に太陽とゴリラが好きです。
自作のダーツカードってこういうオリジナル感が醍醐味だと思うんで、かなり満足のデザインです。
トップコートをかける【乾いたら完成】
シートも貼ってデザインも完成したところで、早速トップコートを塗っていきます。
※上で作成したカードと一緒にトップコートをかけています。
パッと見の仕上がりとしては、やすりとサーフェイサーを使ったのと変わらない感じになりました。
ただ、デザインが透けているので元地の部分が多めに残るデザインをする方は、サーフェイサーを使ったほうが良いでしょう。
さーもん(管理人)
あと、マジックペンで手書きをする場合には注意が必要かもです!
マジックペンで手書きするとトップコートでにじむ
上の仕上がりのところでもわかるかと思いますが、トップコートをつけたらデザインが滲んでしまいました。
これがボールペンだったらまた違うのかもしれませんが、ちゃんと手書きで仕上げたい人は直書きでなくパソコンやタブレットで書いてそれをデータに起こしてからフィルムシートに印刷するのが確実にキレイになると思います。
さーもん(管理人)
せっかく書いてくれた絵たちが滲んでしまったのが少し悔やまれますね。
もし滲まない方法知ってる方いたら教えて下さい!
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まとめ
- めちゃめちゃ簡単
- 作業時間は5分ほどで放置時間がトータル12時間ほど
- かかった費用は2000円くらい
- 上記の材料で多分8枚くらいは作れる(フィルムシート次第)
- 仕上がりを完璧にしたいなら「サーフェイサー」「やすり」を使ったほうが良い
自作のオリジナルダーツカードの作り方についてお伝えしました。
簡単に自分だけのとっておきのオリジナルダーツカードが作れるので、興味のある方はぜひやってみてください!!